iOS17のリリースに伴い、オートメーション機能が大幅に進化しました。これにより、iPhoneユーザーはより便利に日常のタスクを自動化することができるようになりました。本記事では、iOS17でのオートメーションの便利な使い方について紹介します。
オートメーションとは
まず、オートメーションとは何かを説明します。オートメーションは、iOS純正のアプリである「ショートカット」の機能の一つです。特定の条件やトリガーに基づいて、iPhone上で自動的にタスクを実行する機能です。以下のようなタスクを自動化することが可能です。
- 特定の場所に到着した際に自動的にWi-Fiをオンにする
- 特定の時間に着信音を自動的にオフにする
- 特定のBluetoothイヤホンに接続したら音楽を再生する
- CarPlayに接続した場合に音楽を再生、または切断した場合に音楽を停止する
- 集中モードやおやすみモードで常時表示ディスプレイをオフにする
- 特定の音(赤ちゃんの泣き声、猫・犬の声)を認識したときに音楽を再生する
など、それ以外にもたくさんのことができます。これにより、手動でタスクを実行する手間を省くことができます。
ショートカットの作成
iOS17では、オートメーションを使用する前に、ショートカットを用意する必要があります。ショートカットを用意する方法は、「自分で作成する方法」と「公開されているショートカットレシピをダウンロード」する方法があります。
自分でショートカットを作成する場合、iOS17では以前よりもわかりやすくなっている部分もありますが、少しだけプログラミング要素が含まれているため、抵抗を感じるかもしれません。しかし、直感的なインターフェースにより、初心者でも比較的簡単に作成できるようになっています。
公開されているショートカットレシピをダウンロードすれば、特に自分で作成することなく利用することができます。これにより、手間をかけずに便利なショートカットを取り入れることができます。
例えば、ショートカットで「常時表示ディスプレイをオフにする」、「YouTube Musicの音楽を再生する」などの作成しておくことで、特定の条件で自動で実行されるオートメーションと組み合わせることでより便利になります。
それぞれの方法について紹介します。
ショートカットを作成する方法
- iPhoneのホーム画面で「ショートカット」というアプリを開きます。
- 「+」ボタンをタップして新しいショートカットを作成します。
- ショートカットに任意の名前を付けます。
- ショートカットに実行したいアクションを追加します。例えば、「常時表示ディスプレイをオフにする」や「YouTube Musicの音楽を再生する」などです。
- ショートカットの設定をカスタマイズします。必要に応じて、条件やトリガーを設定することもできます。
- 作成したショートカットを保存します。
公開レシピのダウンロード方法
- インターネット上で公開されているショートカットレシピを探します。
- レシピを見つけたら、そのページにアクセスします。
- ページ内にある「ダウンロード」ボタンをクリックして、レシピをダウンロードします。
- ダウンロードしたレシピは、「ファイル」アプリや「ショートカット」アプリを使用して開くことができます。
- 開いたレシピは、ショートカットとして保存することができます。
以上が、ショートカットの作成方法と公開レシピのダウンロード方法の基本的な手順です。
オートメーションの設定方法はこちらの記事を参考にしてください。
おすすめのオートメーション
おやすみモードがオンになったときに常時表示ディスプレイをオフにする
常時画面表示はiPhone 14 Pro以降に追加された機能ですが、真っ暗な環境で寝る場合、常時画面表示のわずかな明かりが気になることがあります。これを解決するためのオートメーションを設定しましょう。
オートメーションの実行条件を「睡眠がオンになったとき」に設定します。
「いつ」はお好みで設定できますが、「就寝準備開始」としておくと便利です。「すぐに実行」を選択し、毎回実行前に確認されないようにしましょう。
次に実行するアクションとして、事前に作成した「常時画面表示のオフ」を設定します。
睡眠モードがオフになったら逆に「常時画面表示をオン」にする必要があります。上記の手順を参考にオフになった場合を設定しましょう。
まとめ
iPhoneのオートメーションを使用すれば、特定の条件で自動的にショートカットを実行することができます。iOS 17では、「すぐに実行」を選択できるようになり、完全自動化の幅が広がりました。今後もさまざまなオートメーションの使い道を紹介していきます。
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